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2月27日

昼頃に起きる。昼食を摂って家族が出かけたので特にすることもなし、と買っておいた漫画を読んだり(ホブゴブリン 魔女とふたりと月光、どちらもおもしろい1冊完結漫画だった…)、よはひの続きを読んだりした。月光、表題作もよかったけれど過去同人誌の再録らしいLOVER SOULが切なくてよかった。どちらもしっかりと判決の出ている犯罪者なんだよな…。すごい。それから少年画報社の48時間読み放題で出落ちガール 鈴木小波短編集を読んだ。ほらすぐ短編集に飛びつくー。よかった…。ちゃんと書籍としても買い直したい。それから借りっぱなしのネハンベースのDVDも観た。か、かっこいい…。ネハンベース、地元のツタヤに置いてあっていつか借りたいなあとか思いつつ何年も経ってから後輩がCDを持っていたというわけでようやく聴けたというバンド。そろそろ家を出るタイミングだったので外出。途中のコンビニでなにかアルコールを買っていこうと思って棚を見ていたのだけど、パックの梅酒があったのでそれで。パックの梅酒、いいぞ。見た感じはただパックジュースを飲んでいるように見えるし。下手に飲みきれない缶チューハイとか買うよりいい気がする。今日は所属していたオリジナル曲を作る大学サークルにおける後輩の代の卒業記念ライブのようなものだ。卒業記念ライブといってもきちんと卒業できるのが6割ほどというのがいかにも軽音楽サークルという感じでいいね。よくない。自分の知っている限りではいちばんひどいと思われる卒業率だ。全6バンド中メンバー全員が卒業できるのが1バンドしかいないというの、狂っている…。いやこれまでの代で必ず何人か留年していたのに自分の代では休学や留学を除いて全員卒業できていたことを考えるとその帳尻合わせと考えることもできるのでは…(???)。そういうわけで会場へ。この代、めちゃくちゃかわいがっている後輩もいれば天敵レベルで嫌われている後輩もいるので楽しみと恐怖が半々で、会場に着くまでの間で内臓が攣ったような気分になる。オープン前には着いていたのだけど後者の後輩が入口前にいたのでそのまま通りすぎてしまい物陰で時間を潰すしかできなかった。あとから来た後輩に拾ってもらいなんとか入場。みじめだ…。入場してからは懐かしい面々と顔を合わせて初対面躁に似たようなものが発症する。人見知りが過ぎると、久しぶりに会った人との距離感って全然つかめなくなることないですか? あれです。変なテンションで接してしまっていていろいろ申し訳ない。それから、正直苦手だと思っていたし、向こうからも絶対に嫌われていると思っていた後輩が実は別に自分のことを嫌っていなかったらしいということが以前判明したのだけれど、その後輩が外でやっているバンドの音源を買うことができた。これはすごい、すごいことだぞ。みなさんご存知の通り、自分は「演っている人間はどうであれ、音楽がかっこよければその音楽のことを素直に評価する」という通称かっこよければ法を守って生きていますが、それに従って件のバンドのライブでぶち上がっていた自分を見て「別に嫌っていないですよ」とコンタクトをとってくれたのだった。人と仲良くしようと行動ができるの、本当にすごいと思う。自分はコミュニケーションの経験値があまりに低くて20いくつになってもこの手のスキルを習得できていないままでいる。それでも過去の自分には「自分が好ましく思っていない人間とつるんでいる奴はみんな敵」と思っていた時期があったことを考えるといまの自分は頑張っている方だと思うんだよ…。それはそうとしてライブだ。自分はお金を握らせてバンドに無理矢理音源を作らせたことが2度あって、そのうちのひとつが今日演奏する。結論から言えば泣いた。いちばん最後にやった曲がいちばん好きな曲だったのだけど、そのイントロで立っていられなくなって崩れ落ちてしまった。心の底から本当に美しいと思えるものに出会うと、「いままでの人生はなにも間違っていなかったんだ」と自分の全てを肯定できてしまうと思っていて、そのイントロがまさに自分にとってのそれだった。救済、救済だ…。それから自分が引退してからできた曲で、音源でしか聴いたことのなかった曲もはじめて生で聴くことができたのもうれしかった。他のバンドも楽しくにこにこ観ることができた。自然に身体が動いてしまう音楽、本当にすばらしい。なによりいわゆる身内企画ということもあり会場に来ているほぼ全員が全部の曲を知っていてイントロでなんの曲かわかるという状態なので、イントロの時点で歓声が飛ぶという状態がすごくいい。自分より年下で才能のある人がこんなにもいるということがとにかくうれしくてたまらない夜だった。尊敬できる人が年上だけでなく年下にもたくさんいるの、幸せだ。みんながんばってほしい。

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