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2月14日
2015.02.15 Sunday 04:38 | 日記
おやつには困らない日だ。最近コーヒーをブラックで飲めるようになったので、甘いおやつはよく合う。普段あまりおやつを食べない。なぜならいつも食べようと思ったタイミングに限っておやつの棚が空だからだ。で、最近気付いたんだけど、自分用のおやつを買ってくるなりして自室に置いておくと誰かに食べられることなく安心して食べたいときに好きなだけおやつが食べられることがわかった。お金の力はすごい。おやつを食べたいときに食べたいだけ食べられるということは富裕層にしか許されない贅沢だと思っていたので、なにもためらうことなくおやつを買えるようになって本当によかったなあと思う。買い食いをしたことがない奴はこれだから。
「バスジャック」の続きを読んだ。休憩時間に本を読むというように決めていたのだけど、最近はショウバイロックのイベントが始まったためそちらをやっていたから読めていなかった。とはいえイベントもだいたい落ち着いてきたので読書を再開する。休憩中に「バスジャック」から「動物園」の途中まで。帰ってきてからそこから最後まで読んだ。とても、とてもよかった。本当にどの話も感情を動かすいい物語だった。「鼓笛隊の襲撃」といい「二階扉をつけてください」といい今回の表題作である「バスジャック」や「動物園」といい、そこらここらには存在しえないおかしなものに対して、それを取り扱う役所や業者が存在していて、そしてそれをなんの疑問も持たずに利用している人々がいるお話が本当に好きだ。それらがない世界に生きている自分は強い違和感を感じるのに、目の前をゆく人々の生きる世界にはそれらがあって当たり前なのでごく普通に生活を送っている。そのギャップが本当に心地いい。それから「送りの夏」、自分はちょうど中学卒業〜高校1年ぐらいのタイミングで祖父を亡くしているのだけど、人の死を思うときはいつも母方の祖父の通夜を思い出す。物語の中で冷たい手に触れるシーンがあるけれど、寝ずの番のときに触れた祖父の手の冷たさは生き物の持つ温度ではなく、だからこそ本当に死んでしまったんだ、という気持ちにするのに十分なものだった。そんなことを思い出しながら読みきった。いつも短篇集を読んだときはどれが一番好きだった、と書くことにしているけど、この本は一番を決められない。元々どれが一番だとかを決めることができないたちなので少しずつ慣れていこうとやっていたのに、やはりダメだ、選べない。ウウ…でも…あえて選ぶなら…やっぱり「動物園」だろうか…。でも「バスジャック」もすごくおもしろかったし…。いまはただ「雨降る夜に」の女性のような気持ちでいる。ありがとう。
「バスジャック」の続きを読んだ。休憩時間に本を読むというように決めていたのだけど、最近はショウバイロックのイベントが始まったためそちらをやっていたから読めていなかった。とはいえイベントもだいたい落ち着いてきたので読書を再開する。休憩中に「バスジャック」から「動物園」の途中まで。帰ってきてからそこから最後まで読んだ。とても、とてもよかった。本当にどの話も感情を動かすいい物語だった。「鼓笛隊の襲撃」といい「二階扉をつけてください」といい今回の表題作である「バスジャック」や「動物園」といい、そこらここらには存在しえないおかしなものに対して、それを取り扱う役所や業者が存在していて、そしてそれをなんの疑問も持たずに利用している人々がいるお話が本当に好きだ。それらがない世界に生きている自分は強い違和感を感じるのに、目の前をゆく人々の生きる世界にはそれらがあって当たり前なのでごく普通に生活を送っている。そのギャップが本当に心地いい。それから「送りの夏」、自分はちょうど中学卒業〜高校1年ぐらいのタイミングで祖父を亡くしているのだけど、人の死を思うときはいつも母方の祖父の通夜を思い出す。物語の中で冷たい手に触れるシーンがあるけれど、寝ずの番のときに触れた祖父の手の冷たさは生き物の持つ温度ではなく、だからこそ本当に死んでしまったんだ、という気持ちにするのに十分なものだった。そんなことを思い出しながら読みきった。いつも短篇集を読んだときはどれが一番好きだった、と書くことにしているけど、この本は一番を決められない。元々どれが一番だとかを決めることができないたちなので少しずつ慣れていこうとやっていたのに、やはりダメだ、選べない。ウウ…でも…あえて選ぶなら…やっぱり「動物園」だろうか…。でも「バスジャック」もすごくおもしろかったし…。いまはただ「雨降る夜に」の女性のような気持ちでいる。ありがとう。
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