忍者ブログ

≪ 前の記事次の記事 ≫

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

▲TOP

10月15日

図書館の本を返すために外出。一度定期券と家の鍵を忘れて取りに戻る。そのため返す本(2種類)を家に忘れていないか心配になりながら電車に乗った。延長する本は延長し、返す本は返してまた新しい本を借りる。そしてそのまま帰る。滞在時間10分もなかったんじゃないか。

帰りの電車で借りた本を読む。いしいしんじの「ポーの話」。電車を降りてからもそのまま読みながら家まで歩き、家についても手から離さず読み続けて読み終えた。5時間があっという間だった。
昨日「よい物語は登場人物になりきって読める」といったことを書いたが、それはつまり場の情景がありありと想像できるということが言いたかったんだと思う。「ポーの話」もそんな物語で、読んでいるだけで泥の感覚やぬるい鉱水の感じを思い浮かべて、まさにそんななかを潜っているような気持ちで読んでいた。乾いた土を掘るスコップや沼地を流れる川やだんだん泥の少なくなっていく水とか。そしてやっぱり深く感情移入をして少し泣いた。とても読み応えのある本だった。返す前にもう1周読みたいな。自分はこういう物語小説が本当に好きなんだと思う。
同時に「麦ふみクーツェ」も借りた。こちらもとても楽しみ。

拍手

PR

Comment (0) | ▲TOP

Comment

  • メールアドレスは入力しても管理画面でしか表示されません。
  • コメント投稿時にパスワードを設定していた場合のみ、名前をクリックすると編集出来ます。

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字