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9月6日
2017.09.06 Wednesday 21:38 | 日記
ちょっと食欲帰ってきたぞ。食欲さえ戻ってくればこっちのもんだ。いまに見ていろ神経衰弱! いろいろ考えていたんだけど、今回の不調の原因はたぶん大学時代に所属していたサークルのOBライブに行くこと自体かもしれないぞ。自分みたいなどピーキーでいい加減な性格をしているとそりゃ合わない人間もたくさんいるわけで。そういういまさらどんな顔して会えばいいかわからんような人間が多くいるイベントに行くということが知らず知らずのうちに精神に負担をかけていたのでは、と思い至ったのだった。まあ行くんですけどね。原因さえわかれば大抵のことはのしていけるということはいままでの不調で十分よくわかっている。あとものを渡す約束をいくつかしたのでますます行く必要がある。こうして自分を縄で縛っておかないとたぶん逃げ出してしまうから。
レンタルカードを更新する必要があったためツタヤへ。去年の自分はカード更新特典のレンタル1枚無料権ほしさにフル乞食顔で通常のカードに更新したのだけど、もうさすがに面倒になったので更新不要の新しいカードに変えた。元々持っている別のTカードにレンタル機能をつけることができるらしい。Tカードってなんであんなに種類あるんですか? とにかくよくわからないままに財布から1枚カードが減った。ロックバンドのアルバムとボーカロイドのアルバムを3枚ずつ。toitoitoiのxxがさも新譜みたいなツラして新譜コーナーに並んでたけど、お前2年前に出たアルバムだろ。もう持ってるよ。帯に書いてある「すべての舌打ちを投げキッスに」というキャッチコピーがすごく好きなんだ。
ボーカロイドといえば初音ミク10周年のご本が届いていたのでパラパラと読んでいた。これめちゃくちゃ勉強になるな。知らないプロデューサーがどんどん出てくるのは当然として、知らないボーカロイド/音声ライブラリもどんどん出てくる。とりあえずまずはこの「オルタナティブ / ロック」の欄でレビューされている曲を聴けばいいんですね? と思ったらさっそく稲葉曇氏の名前があるじゃないですか。こないだのコンピレーション(アルカロイドに溺れる)ですっかり惚れてしまった人だ。イヤーこれすごくおもしろいぞ。要はただの対談とかインタビューなのに読んでるとワクワクしてくる。ゆっくり読んでいこう。
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ボーカロイドといえば初音ミク10周年のご本が届いていたのでパラパラと読んでいた。これめちゃくちゃ勉強になるな。知らないプロデューサーがどんどん出てくるのは当然として、知らないボーカロイド/音声ライブラリもどんどん出てくる。とりあえずまずはこの「オルタナティブ / ロック」の欄でレビューされている曲を聴けばいいんですね? と思ったらさっそく稲葉曇氏の名前があるじゃないですか。こないだのコンピレーション(アルカロイドに溺れる)ですっかり惚れてしまった人だ。イヤーこれすごくおもしろいぞ。要はただの対談とかインタビューなのに読んでるとワクワクしてくる。ゆっくり読んでいこう。
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9月5日
2017.09.05 Tuesday 23:57 | 日記
相変わらず心身の調子はよくない。食欲が全然ない。食欲の灯だけは消しちゃならねえといつも言っているだけあって、食欲がなくなると途端にだめだな。もう全然だめだ。胃がねー、ムカムカするんすよー。もの食べられないけど働いていると空腹感は生まれるので落雁食べたんだけどこれがめちゃくちゃおいしいの。甘ぁい。頭脳労働(言うほど頭使ってないけど)してることもあって純粋に糖分が足りないおつむに染み渡る。これは良くなるまで仕方ないとはいえ夕飯もあまり食べられなかった。荒れた胃に麻婆豆腐というのもよくない。早く健康になりたい。
人に心配をかけているということはわかっているものの、人間不信が止まらない。人間不信というか被害妄想か。人が怖くて仕方ない。精神の不調はもう何度もやっているけれど、ここまでひどいのはなかなかないぞ。ただ職場に行って仕事をこなすことはそこまで苦痛なくできるのは不思議だ。職場の後輩とも普通に会話できるし、上司にもちゃんと進捗を報告できるのに、デスクに座っていると謎の焦燥感が止まらない。気味が悪くて困ります。
ツイッターがないとやることがなくなるので漫画を読んでいた。光の大社員、めちゃくちゃおもしろいですね。ツッコミが不在のまま突き進むギャグ4コマに弱い。それと一応ボケにツッコんではいるけれどちょっとズレているタイプのツッコミボケに冴えている。ずるい。バイオレンスアクションもよい。物理書籍を持って読むのがしんどい。心が弱っているときはあれもいらないこれもいらないとなってものを処分しやすいと決まっているので、この勢いでどんどん電子書籍に変えてしまいたい。
人に心配をかけているということはわかっているものの、人間不信が止まらない。人間不信というか被害妄想か。人が怖くて仕方ない。精神の不調はもう何度もやっているけれど、ここまでひどいのはなかなかないぞ。ただ職場に行って仕事をこなすことはそこまで苦痛なくできるのは不思議だ。職場の後輩とも普通に会話できるし、上司にもちゃんと進捗を報告できるのに、デスクに座っていると謎の焦燥感が止まらない。気味が悪くて困ります。
ツイッターがないとやることがなくなるので漫画を読んでいた。光の大社員、めちゃくちゃおもしろいですね。ツッコミが不在のまま突き進むギャグ4コマに弱い。それと一応ボケにツッコんではいるけれどちょっとズレているタイプのツッコミボケに冴えている。ずるい。バイオレンスアクションもよい。物理書籍を持って読むのがしんどい。心が弱っているときはあれもいらないこれもいらないとなってものを処分しやすいと決まっているので、この勢いでどんどん電子書籍に変えてしまいたい。
9月4日
2017.09.04 Monday 19:37 | 日記
根拠がないくせにやたらはっきりした焦燥感が襲い掛かってきたので衝動でツイッターアカウント消しちった。ログを見たら去年もいまごろ消していたっぽい。なんなんだ、秋はそういう季節かよ。焦燥感で喉がスーッとするんだよな。呑気症なんだと思うんだけど、吐き気が近いところにあってすごく嫌な感じだ。なにもかもうまくいかないという気持ちだけがある。すべてが空回りというか、後手後手になっているというか、徒労とか諦観とかそういう気持ちばかり膨らんでいく。とはいえ前回は5日くらいで戻ってきていたようなので今回もそのくらい静かにすれば満足すると思います。
ミクさんのご本を買おうと本屋に行ったら売り切れで取り寄せできるかもわからんとか言われてしまったのでさすがにアマゾンで注文してしまった。あとついでにメイドインアビスのBDも注文していたぞ。アレレ? だってアマゾンだと5000円くらい安かったし…まだ上巻だけだし…。届くのが楽しみですね。
仕事が落ち着いてきたので昨日から(もっと言えば2ヶ月前に1度更新しているけれど)、日記を再開している。背中を押したきっかけは周りの日記や毎日更新系の記事をやめていた人たちがちらほらと再開しだしているからです。皮肉なことにその翌日にこうしてツイッターアカウントを消して発言の場がここだけになってしまったわけだけれど…。逆に言えば日記を書く時間をゆっくり取ることができるわけだ。音楽を聴いて本を読んで日記を書く暮らし。インターネットはクソ。
ベースアップがあった。5000円。儚い。お金は好きだけどお金のことを考えるのはつらいのであんまり給与明細書を眺めたりはしないのだけど、それでももらえるお金が増えるのはうれしいですね。仕事で使っているマウスのホイールの調子が悪い。職場ではホイールをめちゃくちゃ使う作業をしているので消耗が早いのも仕方ない。自宅のデスクトップPCを買ったときにおまけでついてきたマウスを持っていって使っていたのだけれど、おまけとはいえ一応ゲーミングPCについてきたマウスのくせにMS標準のマウスより消耗が早いのはどういうことなの…。自分の握る力が必要以上に強いとか? 握力はそんなにないはずだけどなあ。しかしMS標準のマウスにはサイドボタンがないので、サイドボタンのためだけに挿しっぱなしにしている。新しいのを買えばいいだけなんだけど。職場用なんだから別にいいやつじゃなくたって3000円くらいの適当なので十分だし…。ミクさんのご本のついでに買えばよかった。なにもかもうまくいかねえ!
***
段落のことを気にして最初は1文字控えてたのに記事の最初にはスペース入れらんないのかよ。なんだそりゃ。気にし損か。そういうことらしいのでみなさんも気にしないでください。
ミクさんのご本を買おうと本屋に行ったら売り切れで取り寄せできるかもわからんとか言われてしまったのでさすがにアマゾンで注文してしまった。あとついでにメイドインアビスのBDも注文していたぞ。アレレ? だってアマゾンだと5000円くらい安かったし…まだ上巻だけだし…。届くのが楽しみですね。
仕事が落ち着いてきたので昨日から(もっと言えば2ヶ月前に1度更新しているけれど)、日記を再開している。背中を押したきっかけは周りの日記や毎日更新系の記事をやめていた人たちがちらほらと再開しだしているからです。皮肉なことにその翌日にこうしてツイッターアカウントを消して発言の場がここだけになってしまったわけだけれど…。逆に言えば日記を書く時間をゆっくり取ることができるわけだ。音楽を聴いて本を読んで日記を書く暮らし。インターネットはクソ。
ベースアップがあった。5000円。儚い。お金は好きだけどお金のことを考えるのはつらいのであんまり給与明細書を眺めたりはしないのだけど、それでももらえるお金が増えるのはうれしいですね。仕事で使っているマウスのホイールの調子が悪い。職場ではホイールをめちゃくちゃ使う作業をしているので消耗が早いのも仕方ない。自宅のデスクトップPCを買ったときにおまけでついてきたマウスを持っていって使っていたのだけれど、おまけとはいえ一応ゲーミングPCについてきたマウスのくせにMS標準のマウスより消耗が早いのはどういうことなの…。自分の握る力が必要以上に強いとか? 握力はそんなにないはずだけどなあ。しかしMS標準のマウスにはサイドボタンがないので、サイドボタンのためだけに挿しっぱなしにしている。新しいのを買えばいいだけなんだけど。職場用なんだから別にいいやつじゃなくたって3000円くらいの適当なので十分だし…。ミクさんのご本のついでに買えばよかった。なにもかもうまくいかねえ!
***
段落のことを気にして最初は1文字控えてたのに記事の最初にはスペース入れらんないのかよ。なんだそりゃ。気にし損か。そういうことらしいのでみなさんも気にしないでください。
~9月3日
2017.09.03 Sunday 23:55 | 日記
ハーやっと仕事が落ち着いてきた。前書いた日記の物件が残件処理を残すばかり、という状態まで持ってこれたので残業時間もかわいくなってきたよ。前の物件と比べたらよっぽど規模も小さく大した内容でもなかったのだけど、前の物件よりも泣くほど詰められたような気がするなあ。36協定が変わって残業時間に天井ができたのはいいけれど、逆に言えば天井まではできるということであり、地獄が易しい地獄になったような体感です。「お前はひとりで任せるといらんことやったりするから、敢えて放置して自分でスケジュール組んでひとりでやってみてね」って上司に言われて、アレー? って思いながら一応形にはなっているのでこのまま突き進みたい。
コミックマーケットに行った。もう10年近くオタクやってるけど、一度もコミックマーケットに行ったことがない。今回、大学の先輩がサークル参加をして余ったサークルチケット(1日目)をくれてやろうと言うので、売り子でも買い子でもパシリでもなんでもやります! っつってもらって参加しました。前日に会社から帰ってきて(直前まで残業が入るかもしれないと思ってヒヤヒヤものだった)、そのまま出発。新幹線に乗り込んだはいいけれどお盆スタートのこの時期に自由席で乗り込んで当然座れるはずもなく2時間半を立って過ごした。横浜に着いて弟と合流。夕飯食べて就寝。のつもりがカタログ見ていたら2時回っててウケる。4時間睡眠で会場へ。ヤバイぐらい人いるけどサークルチケットの力でスムーズに入場した。こう、特権階級って感じする…自分はなにもしてないのに…。先輩のスペースに行って設営の手伝いをしたあとはirodoriのスペースに並ぶ。自分もほしかったし先輩からの依頼もあったので並んでいたけれど、それでも開場から1時間くらい並んでようやく購入。監督に直接「応援しています、お体に気をつけてください」と伝えることができてよかった。それからは目当てのCDをモリモリ買って本も買った。暑い暑いと聞いていたが、非常に涼しくてびっくりしたな。用が済んでからは売り子としてスペースで座ってにこにこしていた。思っていた以上にどんどこCDが売れていくので、ファンがついている…と思った。相互フォロワーがお客としてやってきたので軽く挨拶をした。いろいろと驚かせてしまったようで申し訳ないが、自分はインターネットの人間を驚かせるのがいちばん好きなんだ。自分がいなかった間に大学の後輩もスペースに寄っていたらしい。人と人との交差点ことコミックマーケット。
翌日は秋葉原に行ってマウスを買ったり、人生初のメイド喫茶(メイド喫茶とは言いつつ、メイド喫茶の萌え萌えきゅん抜きみたいなところだった)に行ったりしてウロウロして過ごす。マウスなんて別に名古屋でも、なんならネットでも買えるのにね。以前来たときは本当に大通りみたいなところしか通らなかったので今回は裏道っぽいところも通ったのですが、大須のでっかい版、という感じですね。麺が太くて味が濃い汁なし麺を食べたくなったので検索して出てきた店に行く。店が全然見つからないぞ、とグルグル回った結果、駅のすぐ近くでズッコケそうになった。味は非常においしかった。隣の席に座っていた双方ともオタクっぽいカップルの、いわゆる姫っぽい感じの女性が男性を差し置いてぐいぐいと食べていてよかった。
3日目はこの2日間歩き回って疲れたのでグーグー寝ていました。新幹線のチケットを買ってやっていたので自分が帰るついでに弟も一緒に帰省した。実の弟を現金で殴る!
その翌日に毎年行っている花火大会に合わせた母の会社の肉を食べるイベントに参加。相変わらず母の同僚の子供に懐かれており気分は悪くない。焼いた魚を5尾食べました。他にも後輩と以前やった街の中にある公園で線香花火をひたすらやるイベントもやった。「大須には古墳があるんですよ」と言われ、即断で向かう。大須はよく行っていたけれど古墳があったなんて全然知らなかった! 古墳でアルコールを摂取しながらする線香花火はサイコー。こうして並べるとちゃんと夏をしているのでえらい。あとは東急ハンズで石を買うなどした。これは別に夏ではないですが石を買えていっぱいうれしい。本当はミネラルショーに行こうかなと思っていたんだけど、これで満足してしまった。前からほしかったアンモナイト(実質アンモライトだけれど産地が違うので…)を手に入れられたぞ。あまりのかっこよさに見つけて即買うことを決めた金属蒸着水晶がいちばんの当たり。
9月。突然電源を落とすように気候ががらりと変わった。この急な気温の変化、か弱い小動物ぐらいなら簡単に死ぬぞ。自転車通勤にとっては過ごしやすい気候だけれど、朝がもうすでに若干薄ら寒いくらいなのは準備体操なしのフルマラソンじゃないか? 息切れしてまた暑くなったりしない? 大丈夫?
りんごと梨をもいで食べるイベントに参加する。秋に入って早速季節感あるイベントができていてさらにえらい。梨、シーズンなだけあってとてもおいしい。正直この手のイベントに対しては、もうすでにいい品質の実は農家の人が摘みきっていて実際もげるものは2軍レベルでは…、という目でいたのだけれど、全然そんなことなかった。自分の舌がかわいいだけかもしれない。おいしいものを食べておいしいと思えるのはいいことだな。
今月はかつて所属していた大学サークルのOBイベントへ行くぐらいがハレだな。あとは労働のみ。やっていこうよね。
コミックマーケットに行った。もう10年近くオタクやってるけど、一度もコミックマーケットに行ったことがない。今回、大学の先輩がサークル参加をして余ったサークルチケット(1日目)をくれてやろうと言うので、売り子でも買い子でもパシリでもなんでもやります! っつってもらって参加しました。前日に会社から帰ってきて(直前まで残業が入るかもしれないと思ってヒヤヒヤものだった)、そのまま出発。新幹線に乗り込んだはいいけれどお盆スタートのこの時期に自由席で乗り込んで当然座れるはずもなく2時間半を立って過ごした。横浜に着いて弟と合流。夕飯食べて就寝。のつもりがカタログ見ていたら2時回っててウケる。4時間睡眠で会場へ。ヤバイぐらい人いるけどサークルチケットの力でスムーズに入場した。こう、特権階級って感じする…自分はなにもしてないのに…。先輩のスペースに行って設営の手伝いをしたあとはirodoriのスペースに並ぶ。自分もほしかったし先輩からの依頼もあったので並んでいたけれど、それでも開場から1時間くらい並んでようやく購入。監督に直接「応援しています、お体に気をつけてください」と伝えることができてよかった。それからは目当てのCDをモリモリ買って本も買った。暑い暑いと聞いていたが、非常に涼しくてびっくりしたな。用が済んでからは売り子としてスペースで座ってにこにこしていた。思っていた以上にどんどこCDが売れていくので、ファンがついている…と思った。相互フォロワーがお客としてやってきたので軽く挨拶をした。いろいろと驚かせてしまったようで申し訳ないが、自分はインターネットの人間を驚かせるのがいちばん好きなんだ。自分がいなかった間に大学の後輩もスペースに寄っていたらしい。人と人との交差点ことコミックマーケット。
翌日は秋葉原に行ってマウスを買ったり、人生初のメイド喫茶(メイド喫茶とは言いつつ、メイド喫茶の萌え萌えきゅん抜きみたいなところだった)に行ったりしてウロウロして過ごす。マウスなんて別に名古屋でも、なんならネットでも買えるのにね。以前来たときは本当に大通りみたいなところしか通らなかったので今回は裏道っぽいところも通ったのですが、大須のでっかい版、という感じですね。麺が太くて味が濃い汁なし麺を食べたくなったので検索して出てきた店に行く。店が全然見つからないぞ、とグルグル回った結果、駅のすぐ近くでズッコケそうになった。味は非常においしかった。隣の席に座っていた双方ともオタクっぽいカップルの、いわゆる姫っぽい感じの女性が男性を差し置いてぐいぐいと食べていてよかった。
3日目はこの2日間歩き回って疲れたのでグーグー寝ていました。新幹線のチケットを買ってやっていたので自分が帰るついでに弟も一緒に帰省した。実の弟を現金で殴る!
その翌日に毎年行っている花火大会に合わせた母の会社の肉を食べるイベントに参加。相変わらず母の同僚の子供に懐かれており気分は悪くない。焼いた魚を5尾食べました。他にも後輩と以前やった街の中にある公園で線香花火をひたすらやるイベントもやった。「大須には古墳があるんですよ」と言われ、即断で向かう。大須はよく行っていたけれど古墳があったなんて全然知らなかった! 古墳でアルコールを摂取しながらする線香花火はサイコー。こうして並べるとちゃんと夏をしているのでえらい。あとは東急ハンズで石を買うなどした。これは別に夏ではないですが石を買えていっぱいうれしい。本当はミネラルショーに行こうかなと思っていたんだけど、これで満足してしまった。前からほしかったアンモナイト(実質アンモライトだけれど産地が違うので…)を手に入れられたぞ。あまりのかっこよさに見つけて即買うことを決めた金属蒸着水晶がいちばんの当たり。
9月。突然電源を落とすように気候ががらりと変わった。この急な気温の変化、か弱い小動物ぐらいなら簡単に死ぬぞ。自転車通勤にとっては過ごしやすい気候だけれど、朝がもうすでに若干薄ら寒いくらいなのは準備体操なしのフルマラソンじゃないか? 息切れしてまた暑くなったりしない? 大丈夫?
りんごと梨をもいで食べるイベントに参加する。秋に入って早速季節感あるイベントができていてさらにえらい。梨、シーズンなだけあってとてもおいしい。正直この手のイベントに対しては、もうすでにいい品質の実は農家の人が摘みきっていて実際もげるものは2軍レベルでは…、という目でいたのだけれど、全然そんなことなかった。自分の舌がかわいいだけかもしれない。おいしいものを食べておいしいと思えるのはいいことだな。
今月はかつて所属していた大学サークルのOBイベントへ行くぐらいがハレだな。あとは労働のみ。やっていこうよね。
BAROQUE
2017.09.01 Friday 02:01 | 小説
今日は回収日だった。
台所のシンクに置きっぱなしのざる、その中の鱗が砥いだ米粒のように光っている。僕はそれを適当な袋に詰めて家を出た。低血圧の姉はまだ起きてこない。多少音を立てたところで彼女が起きるなんてことはないのだろうけれど、僕は気を使って戸を閉めた。
自転車を駆って坂を降りたところにある回収所にまっすぐ向かう。自動ドアが開いた瞬間に漏れ出る冷気に汗が冷やされて心地良い。坂を下る風は気持ちよかったが、クーラーのそれには勝てない。受付で鱗を手渡し現金を受け取った。
台所のシンクに置きっぱなしのざる、その中の鱗が砥いだ米粒のように光っている。僕はそれを適当な袋に詰めて家を出た。低血圧の姉はまだ起きてこない。多少音を立てたところで彼女が起きるなんてことはないのだろうけれど、僕は気を使って戸を閉めた。
自転車を駆って坂を降りたところにある回収所にまっすぐ向かう。自動ドアが開いた瞬間に漏れ出る冷気に汗が冷やされて心地良い。坂を下る風は気持ちよかったが、クーラーのそれには勝てない。受付で鱗を手渡し現金を受け取った。
「いつもながら綺麗ね」
「ありがとうございます、姉に伝えておきます」
回収所のおばさんは手元のサイズ表と見比べて鱗の大きさと輝きを見ているようだった。かちゃり、かちり、と鱗が分別されていく。
「最近は洗ってもくれない人が多くてね」
僕は昨晩の姉が米砥ぎざるで鱗を洗う姿を思い出した。そんな丁寧に扱っているわけではないんですよ、とも言えず僕は複雑な表情をした。
***
それまで姉の爪や鱗などは普通ゴミとして処分していた。確かに彼女の爪はしなやかで固く鋭く、鱗は油膜を引いたような淡い虹色をしていて美しかったが、姉にとっては老廃物でしかなかった。そりゃそうだ。だから僕らはなにも悪いことをしているつもりもないまま過ごし、ある日突然役所の人たちがやってきてしこたま叱られたのだった。
「だからね、お姉さんの爪や鱗にはあなたが思っているよりも何倍も価値があるわけよ」
「はあ」
スーツをかっちりと着込んだ役所の人は懐から取り出したハンカチで額の汗を拭きながら僕を詰める。今日は特に暑い。もうそろそろクールビスを始めていてもいいものだろうに。
曰く、彼女らのような竜の爪や鱗には宝飾や漢方、工業製品、その他幅広い分野において需要があるのだという。だからそうやってゴミみたいに捨てられると非常に困る。そういう油断した家庭のゴミ袋を漁って回収したりする質の悪い業者も現れ始める始末なのだ。たちの悪い業者が増えれば市場価格が崩壊して竜資源業界が立ち行かなくなってしまう。
と、だいたいそんなようなことを言った。
曰く、彼女らのような竜の爪や鱗には宝飾や漢方、工業製品、その他幅広い分野において需要があるのだという。だからそうやってゴミみたいに捨てられると非常に困る。そういう油断した家庭のゴミ袋を漁って回収したりする質の悪い業者も現れ始める始末なのだ。たちの悪い業者が増えれば市場価格が崩壊して竜資源業界が立ち行かなくなってしまう。
と、だいたいそんなようなことを言った。
「最近は健康食品にも使われたりしてね。ほら、あなたも見たことがあるでしょう。テレビのCMとか、」
「すみません、うちテレビないんで…」
これ以上続けても面倒なだけだったので、適当なところで切り上げてもらった。受け取った役所のパンフレットに目をやる。そこにはこうした爪や鱗(竜由来資源というらしい)の回収場所や日付、回収できるものやできないものの説明などがつらつらと書いてあった。その名の通り資源回収ゴミみたいだな、と思って少し笑いそうになる。竜資源業界だってさ。
「宝飾ならまだしも、健康食品って」
竜の名が泣くからやめてほしいんだけど、と遅い朝食を食べながら姉が言った。朝の顛末を話して、これから市のルールに従って回収してもらわないといけないね、ということは理解してくれたが、やはりその利用手段には納得がいかないようだった。
「そもそも竜の爪や鱗に延命効果なんて一切ないのにね」
穏やかな口ぶりではあったが、表情は冷たげだった。ざくり、とスプーンがコーンフレークを掬った。
姉は昔、かつての交際相手を亡くしている。病にかかり、医者にも見放されたその人をどうにか救おうと半狂乱になった彼女は全身の鱗を引きちぎり煎じて飲ませた。「竜の鱗は万病に効く」なんて話は広く出回っていたけれど、当の彼女は唾棄していたはずだった。
そしてもちろんなんの効果もなく、そのまま死んでしまった。
葬儀のあと姉は一晩中泣き続け、それから自室に引きこもった。物音がしなくなって見かねた僕が部屋を覗くと、彼女は真珠の海の中崩れ落ちるようにして眠っていた。竜の涙は真珠状になることをすっかり忘れていた。目を覚ました姉があっけにとられる僕を視線に捉えて、あー、どうしよっか、と言った。1週間ぶりの会話だった。
そしてもちろんなんの効果もなく、そのまま死んでしまった。
葬儀のあと姉は一晩中泣き続け、それから自室に引きこもった。物音がしなくなって見かねた僕が部屋を覗くと、彼女は真珠の海の中崩れ落ちるようにして眠っていた。竜の涙は真珠状になることをすっかり忘れていた。目を覚ました姉があっけにとられる僕を視線に捉えて、あー、どうしよっか、と言った。1週間ぶりの会話だった。
結局あの涙は宝飾店に引き取ってもらった。
それまで爪や鱗は気にせず捨てていたけれど、ゴミ袋いっぱいの真珠をゴミ捨て場に置いておくのはさすがに躊躇する。形が歪なのと大きさがまちまちだったのとでひとつひとつの値はそこまでだったが、いかんせん量が量なので結構な金額になったのだった。
皮肉にも大金を手に入れてしまった僕たちだけれど、お金の使い方をよく知らないので生活に必要なだけ引き出して、残りは未だに手付かずのままだ。
それまで爪や鱗は気にせず捨てていたけれど、ゴミ袋いっぱいの真珠をゴミ捨て場に置いておくのはさすがに躊躇する。形が歪なのと大きさがまちまちだったのとでひとつひとつの値はそこまでだったが、いかんせん量が量なので結構な金額になったのだった。
皮肉にも大金を手に入れてしまった僕たちだけれど、お金の使い方をよく知らないので生活に必要なだけ引き出して、残りは未だに手付かずのままだ。
「生きてるだけで丸儲けだ」
帰り道で姉がへらへら笑いながら言った。冗談で言っているのか自虐を言っているのかよくわからなかったが、多分両方だろう。姉は自虐をなにか面白い冗談だと思っている節がある。僕を元気づけようと軽口を叩いたつもりらしい。
僕もつられて笑った。あんまり笑い事ではなかった。
僕もつられて笑った。あんまり笑い事ではなかった。
***
回収所からスーパーをはしごする。食料品と日用品を受け取ったばかりの現金で支払ってスーパーを出ると、家を出たばかりの頃はまだ低い位置にあった太陽が真上にまで昇っていた。冷やされた体を溶かす陽射しは最初こそ穏やかなものであったが、すぐに汗が吹き出しはじめる。わずかな涼を求めるように自転車を漕いで坂を登る。ただただ暑い!
「おかえり」
家に着き、自転車のスタンドを立てる音で僕に気付いた姉が窓から声をかける。いくらで買い取ってもらえたよ、と金額を伝えて買い物かばんを手渡した。なんとなくだけど、売れたという表現は使いたくなかった。
竜は財宝を蓄えた番人として退治される時代を経て、宝石で身を飾る美しい狩猟対象として狩られる時代を経て、いまでは決まった日にゴミを捨てに行くように老廃物と小銭を交換するようになった。確かに使う当てのない現金を蓄えているし、鱗の輝きは燃えるようなゆらめきを見せ、美しい。
姉はまごうことなく竜であった。
彼女は食料品を棚にしまいながら、歴史の勉強でもしようか、と言った。袋の底からアイスの箱を見つけて嬉しそうに1本取りだす。
竜は財宝を蓄えた番人として退治される時代を経て、宝石で身を飾る美しい狩猟対象として狩られる時代を経て、いまでは決まった日にゴミを捨てに行くように老廃物と小銭を交換するようになった。確かに使う当てのない現金を蓄えているし、鱗の輝きは燃えるようなゆらめきを見せ、美しい。
姉はまごうことなく竜であった。
彼女は食料品を棚にしまいながら、歴史の勉強でもしようか、と言った。袋の底からアイスの箱を見つけて嬉しそうに1本取りだす。
「かつて竜は人類の敵であった。しかしいまでは人類の友人として共にある。それはなぜか?」
姉は偉そうな教授のような口調で言った。考える僕を眺めながらアイスを食べている。なんてことはない、普通のミルクバーだ。
「なぜなら竜と人間とではコミュニケーションを取ることができなかったからだ。暴力をもって対話するより他はなかった」
むしろ対話ができないほうが都合がよかった。意思を持ち対話が可能な存在を武力で打ちのめし財宝を奪っていくなんて、まるで人間が悪者みたいじゃないか。なんでもないような顔をして、姉は続ける。
「このままだと全員殺されてしまう。困った竜は対抗策として人間と対話できるように努めた。声の周波数を人間に合わせてやったのだ」
人間と直接交渉し、互いに譲歩しあい(そもそも始まりは人間が一方的に殴ってきたのだから竜側に譲歩するようなことなどなかったのだが)、住み分けを行った。誇り高い一部は小さな生き物に屈する訳にはいかないと抵抗したが、みんな綺麗な首飾りや高級料亭のおろし金などになった。
竜たちは丁寧に牙を研がれ角を丸められ、資源を提供してもらう存在として人間社会に招かれた。結果として孤高なる財宝の番人は人間の豊かな暮らしの要素として組み込まれてしまった。
そうして彼女はアイスを食べ終える。
竜たちは丁寧に牙を研がれ角を丸められ、資源を提供してもらう存在として人間社会に招かれた。結果として孤高なる財宝の番人は人間の豊かな暮らしの要素として組み込まれてしまった。
そうして彼女はアイスを食べ終える。
「生きた鉱山みたいな扱いだね」
「わはは、言い得て妙」
アイスの棒を受け取ってゴミ箱に捨てた。僕も自分の分のアイスを取り出して食べ始める。今日の夕飯当番は姉だから、僕が今日やる仕事は終わり。アイスの冷たさが歯を伝って頭まで響くのを感じながら、先程の授業を思い返す。
竜には元々人間など優に蹴散らしてしまえるほどの力があった。そのために知恵を絞り徒党を組んだ人間によって巧みに狩られるようになってしまったし、また一方で力があったおかげでその後の交渉においても対等に渡り合うことができた。それならば、もし竜に力がなかったなら? 頭蓋を噛み砕く牙が、全てを薙ぎ払う尾が、多くの獣を従える魂が、もしもなかったのなら。
僕は想像する。
大きな檻の中の寝床に姉が眠っている。僕によく似た男が檻を開けて中に入る。姉は目覚めない。男が散らばった鱗を拾う。油膜を引いたような淡い虹色。転がる歪な真珠。
男が作業を終え檻を閉める音で目を覚ました姉が、立ち去る男の背中を見ている。
その口がなにかを囁いたような気がしたが、僕には何も聞こえなかった。
アイスの棒を受け取ってゴミ箱に捨てた。僕も自分の分のアイスを取り出して食べ始める。今日の夕飯当番は姉だから、僕が今日やる仕事は終わり。アイスの冷たさが歯を伝って頭まで響くのを感じながら、先程の授業を思い返す。
竜には元々人間など優に蹴散らしてしまえるほどの力があった。そのために知恵を絞り徒党を組んだ人間によって巧みに狩られるようになってしまったし、また一方で力があったおかげでその後の交渉においても対等に渡り合うことができた。それならば、もし竜に力がなかったなら? 頭蓋を噛み砕く牙が、全てを薙ぎ払う尾が、多くの獣を従える魂が、もしもなかったのなら。
僕は想像する。
大きな檻の中の寝床に姉が眠っている。僕によく似た男が檻を開けて中に入る。姉は目覚めない。男が散らばった鱗を拾う。油膜を引いたような淡い虹色。転がる歪な真珠。
男が作業を終え檻を閉める音で目を覚ました姉が、立ち去る男の背中を見ている。
その口がなにかを囁いたような気がしたが、僕には何も聞こえなかった。