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4月24日
2016.04.26 Tuesday 00:24 | 日記
「ポルノ映画観に行こうぜ」って言ったら「いいですね、観に行きましょう」ということだったので観に行ってきた。なんのことはない、ズートピアのことです。ケモいやらしいふわふわのともだちが縦横無尽に駆け巡る映像、ポルノだよ。日曜の19時という親子連れの少なそうな時間を狙ったのだけど結構お客さん入ってた。親子連れも数組かぐらいはいたかな。前日に予約したときは5席ぐらいしか埋まってなかったのに…。ディズニー映画の当日券率って結構高いのかもしれない。そういえば土曜の席も予約の時点では結構空いてたんだよな。めちゃくちゃネタバレ出てくるから観るつもりの人はここから先読むのはよしたほうがいいです。イヤー、すごかった。ディズニーアニメーション万歳!! どうぶつアニメの最高峰!! アアーーッ!! 毛皮の下の骨格/筋肉/脂肪の質感が生々しくて本当にポルノ。頬に触れるシーンがあるんですけど、指で頬をくっと押したときの表情筋と頬に乗る脂肪の動きがまるで本物でもうドキドキした。3Dアニメーションはここまできたんだ…。ふわふわの毛皮の質感だけでなく、そのすぐ下に血液が流れている生き物であるという動き。アア…アアア…。少しずつ気づいてきたけど、自分は筋組織すごく好きっぽいね。たぶんゴチャゴチャしたケーブルっぽいからだと思う。自分はどうぶつのキャラクターがめいめいに暮らしている世界観が好きだけど、そういった世界観のなかでなにがいちばん好きかって、「大小さまざまないきものが暮らすためにそれぞれに適応した社会システムやライフライン、商品、その他もろもろの設備が整えられている」という作り込みなんだけど、ズートピアのそれは本当に完璧だった。ハムスターが出勤するために通る専用パイプ(それもハムスターのケージに取りつけるカラフルなトンネルのような)、大きい動物/中くらいの動物/小さい動物用の3つのサイズがある扉、ねずみサイズの食器、アア、アア、もう、ウウウ…。たとえその映画限りの設定だとしても、その国の歴史や制度を積み重ねて作っているということが伝わってくる。作り込まれたミニチュアを見ているような気持ちになる。このへんもう冒頭で胸いっぱいになるほどこれでもかこれでもかと詰めてくるのでアア〜〜〜。お話の主題は差別・偏見のはびこる世の中をどう生きていくの? みたいな感じ。いくら平等平等って言ってても実際のところ全然そんなことないし、お前も本当はわかってるだろ、で、まだここにいんの? っていう…ワーアーすごい心当たりあるやつー。「世間の手前一応誘ったけどほんとに来るんだ(笑)」みたいなー、アーー。でも主人公であるうさぎのジュディちゃんはとても強い女(24)なので、現実を目の当たりにしても負けずに立ち向かうので非常にタフ。希望があるから負けないキャラクターはその希望が一度どこかでボッキリ折られるというのが物語の常だけれど、そういうときは大抵すごくウジウジするのに、彼女の場合そんなに長いことウジウジしないところもよかった。でもまあ折れかかったところをサッと手を差し伸べてくれるのがきつねのニックで、もうずるいな〜〜、ずるい、知恵があってひょうひょうとして口が達者なキャラクター、ほんと好き…。自分が口が回らないぶん、口からするする言葉が出てくるようなキャラクターに憧れがある。あの目をしながら「俺のこと好きだろ?」って言いてえ〜〜〜。しかも過去のトラウマでひねくれてしまった皮肉屋〜〜〜〜。希望を奪われたひねくれ屋が希望を常に抱くまっすぐ屋を見ている間に多少は未来を夢見てもいいんじゃないかって思うようになるの最高〜〜〜〜!! こういうお話の流れ本当に好きだ…。どっちがリードしているということもなく、自然にお互いがお互いの得意技で助けあっていくうちにいつの間にか信頼関係が芽生えていくバディもの、本当によいものだ…。あと幼少期のニックのエピソード、あれは青少年の教育によくない、よくないなー、よくないぞ。海の向こうの映画らしく過去の名作のパロディをいろんなところに散りばめていたようなのだけど、自分はそういった教養が薄いので全然気付くことができなかったのはもったいなかった。こういうの100%楽しめるようになりたいよなあ。話を少し戻すけど、差別・偏見がテーマで、主人公ふたりもできるだけ差別や偏見を持たないようにしようという立ち位置なのだけど、ヌーディストクラブにドンビいたり、オオカミに対して「あいつら絶対この後遠吠えするぜバカだから」みたいにさらっと言っているシーンがあったりして、どんなに気をつけていても無意識に穿った目線が現れてしまうということが表現されていたりしてウオーブラックだなあと感じたりしました。あとまっとうな人生を送ってきた妻子持ちのカワウソが実は奥さんの目を盗んでヌーディストクラブに通ってたとかね…。さまざまな示唆や教訓に富みつつ、美しい映像と魅力的な動物たちが駆け巡る素敵な映画だった。考えることもあり、ただただ動物かわいいという気持ちに浸ることもできる。ディズニー映画観たの本当に久しぶりだったのでますます感動してしまった。絶対続編やってほしい。ふたりの活躍がもっと観たい…。ほんとよかった。いい映画だった。上戸彩さん声のお仕事上手ですね。でもうさぎの女の子にぴっちぴちの警察スーツ着せるのは反則だろ…あんなの太陽が西から昇ったってすけべだよ…。
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